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15日の中国本土市場概況:上海総合は続落で3.0%安、GDP上振れも材料視されず

発行済 2015-07-15 17:02
更新済 2015-07-15 17:33
15日の中国本土マーケットは値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比118.78ポイント(3.03%)安の3805.70ポイントと続落した。
一時は4.67%下落。
上海A株指数は123.82ポイント(3.01%)安の3987.93ポイント。
外貨建てB株相場も下落。
上海B株指数が27.28ポイント(7.51%)安の335.71ポイント、深センB株指数が46.89ポイント(3.60%)安の1254.24ポイントで引けている。
指標発表後に下げ幅を広げる展開。
取引時間中に公表された一連の中国経済統計が予想よりも良かったため、市場関係者の間では、「経済指標の改善によって、景気テコ入れに向けた追加緩和の期待が後退した」との見方が出ている。
15年第2四半期(4-6月)の国内総生産(GDP)成長率は前年同期比で7.0%となり、予想の6.8%を上回った。
6月の小売売上高や鉱工業生産額なども軒並みやや上振れている。
また、上海総合指数は一昨日までの3日続伸で累計13%も上昇していたため、戻り待ちの売りも出やすい状況だ。
業種別では、インフラ関連株の下げが目立つ。
発電設備の上海電気集団(601727/SH)や重工業設備メーカー(原発設備など)の中国第一重型機械(601106/SH)、ビル建設の上海建工(600170/SH)がストップ安している。
発電や水道の公益株、素材関連株、運輸株、自動車株、不動産株、証券株なども安い。
【亜州IR】

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