米国でインフレ進行の可能性が高まっていないことから、9月に利上げを行った場合、次回利上げは2016年3月まで待つことになっても不思議ではないとの声が聞かれている。
7日の米国債券市場で10年債利回りは低下したが、政策金利変更の影響を受けやすい2年債利回りは若干上昇した。
年内利上げ観測を受けて2年債利回りは上昇基調を維持しているが、10年債利回りは伸び悩んでいる。
米国が9月に利上げを開始した場合、2年債と10年債の利回り格差(8月7日時点で約144bp)は縮小する可能性がある。
一部の市場関係者は2年債と10年債の利回り格差の縮小はドル安進行を示唆していると考えており、米長期金利の動向を注目している。