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1405GMT 30日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
31日終値 前営業日終値
株 FT100 5412.88(+15.02) 5397.86
クセトラDAX 休場 5957.43
午前10時半 30日午後3時
金 現物値決め 1104.00 1087.50
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<為替> ドルが対円で上昇。米新規失業保険週間申請件数が2008年半ば以来の水
準に減少したことを受けて米経済に対する期待感が高まった。
ただ、ドルはほかの通貨に対して下落した。投資家に引き続き利食い売りの動きがみら
れた。
<株式> ロンドン株式市場は、銀行株と鉱山関連株に買いが入り、小反発して今年の
取引を終えた。FT100種総合株価指数の年間上昇率は22%となり、1997年以来
の好成績となった。
この日は1230GMTまでの短縮取引。
GFTグローバルのマーケットストラテジスト、デビッド・モリソン氏は「取引は非常
に閑散としていたが、FT100種指数が年末に大きく下げなかったことを誰もが歓迎す
るだろう。市場参加者は皆、満足しているに違いない」と述べた。
FT100種指数は29日に2008年9月のリーマン・ブラザーズ経営破たん以前の
水準を回復。その水準からは下げて今年の取引を終えたものの、3月につけた6年ぶりの
安値からは約54%戻した。
銀行株がこの日の上昇を主導。ロイズ・バンキング・グループ
ンク・オブ・スコットランド(RBS)
バークレイズ
不動産株と保険銘柄も上昇。ランド・セキュリティーズ・グループ
上昇と、FT100種指数採用銘柄で最大の上げを示した。ハマーソン
4.0%高で終了。リーガル・アンド・ゼネラル
金属価格の上昇を受け、鉱山関連株にも買いが入った。アントファガスタ
レスニロ
ィント
プラチナ大手のジョンソン・マッセイ
に使われるプラチナ
欧州株式市場は、金属価格の上昇を背景に鉱山関連株に買いが入り、反発して今年の取
引を終えた。FTSEユーロファースト300種指数の年間上昇率は25.4%となり、
1999年以来の高さとなった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.52ポイント(0.24%)高
の1045.76。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は25.84ポイント(0.86%)安
の2966.24。
ウィリアムズ・デ・ブローの調査部長、ジム・ウッド・スミス氏は「今年は卓越した一
年だった。2010年はより困難な年になる」と予想。来年の市場動向について「金利は
下がるというよりも上がる傾向にあり、税金も上がる。さらに欧州各国で公共支出が削減
される。これまで見てきたような上昇はないだろう」と述べた。
チリ鉱山でのストライキをめぐる懸念から、銅価格
が買われた。アングロ・アメリカン
ト
不動産株にも買いが入り、ブリティッシュ・ランド
ズ・グループ
て終了した。
FTSEユーロファースト300種指数は2009年全体で上昇したものの、2007
年半ばにつけた高値からは依然として36%低い水準にある。
フォルティス銀行(ブリュッセル)のアナリスト、Geert Ruysschaert氏は今後の見通
しについて、「1974年に上昇した後、景気の弱さを反映して1970年代の終わりま
で横ばいで推移した1970年代後半のような状況になる可能性がある」と予想。英国の
量的緩和策、消費税率引き下げ、自動車買い替え支援策などは、景気を下支えする意味で
は効果的だったものの、効果は長続きしないと指摘した。「政府の景気支援策をもってし
ても、実体経済の現状を見極めるのは難しい」とも述べた。
2009年最後の取引となったこの日は、ドイツ、イタリア、スペイン、スイスなど多
くの欧州各国の株式市場が休場だったため、商いは閑散としていた。
<ユーロ圏債券> 休信
[東京 1日 ロイター]