ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

NYの視点:トランプノミクスに注意深く楽観的、エコノミスト

発行済 2016-11-15 07:23
更新済 2016-11-15 07:33
NYの視点:トランプノミクスに注意深く楽観的、エコノミスト

多くのエコノミストは、米国のトランプ次期大統領が経済の成長に拍車をかけ、インフレや金利を押し上げることになると予想している。
同時に、国際的な貿易戦争というリスクが浮上する可能性を指摘。
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙の調査で、エコノミストは共和党が提唱している減税、インフラ投資に注意深く楽観的であることが分かった。
経済の最大リスクは潜在的な貿易戦争だと指摘。


米国の政権交代で低成長の軌道を打倒することが可能となる。
昨今、共和党議会に対し、民主党大統領で財政策拡大などで意見が食い違い景気回復を促進する措置が行き詰まっていた。
共和党大統領の誕生で共和党議会と協力し、財政措置の実行がより容易となる。
緊縮ではなく、財政拡大時の減税は少なくとも短期的に成長を押し上げる。
インフラ拡大で建設関連の雇用が増え、他のセクターに波及する可能性もある。
トランプ次期大統領は自身の成長政策が国内総生産(GDP)で5%成長を可能にすると訴えた。
財政赤字も成長ペースの加速で税収が増えることで補えると説明。
ただ、エコノミストは1980年、1990年のような年率4%成長は不可能だと見ている。


エコノミストは財政政策の始動で2017年の経済が2.2%、2018年が2.3%成長を予想。
インフレは2017年が2.2%、2018年が2.4%と今後2年間、2%台を維持すると見ている。
2%の持続は2007−2009年の景気後退時前以来。
財政政策が効力を発揮するには時間がかかるため、成長ペースが加速するのは2018年と見ている。
2018年の成長見通しは大統領選挙前から0.25%引き上げられた。
インフレ見通しは0.15%引き上げ。
2018年末の米10年債利回りは従来予想から0.31%引き上げられた。


ただ、トランプ次期政権は大統領首席補佐官を指名したが、組閣でさえまだ始まったばかり。
トランプ氏が掲げている政策には議会の承認も必要となるなど、規模や実現するかどうかも現時点で不透明。
貿易や移民制限が成長抑制のリスクともなり得る。
年内は成長期待感に金融市場やドルの急伸が予想されるが、来年からは現実を見据えた展開に転じていくと見る。



最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます