【日経平均は続伸、米4-6月期GDP受け売り先行も切り返す】1日(月)
■概況■16635.77、+66.50
1日(月)の日経平均は続伸米4-6月期国内総生産(GDP)速報値が市場予想を下回ったことが嫌気され、前週末29日のNYダウは5日続落為替市場では一時1ドル=101円台まで円高が進み、こうした流れを受けて日経平均は153円安からスタートした寄り付き後は16319.15円(前週末比250.12円安)まで下落する場面があったが、円高一服とともに下げ渋り、プラスへと切り返した後場の寄り付き後に本日の高値16677.49円(同108.22円高)を付けると上げ一服となったが、その後もおおむねプラス圏で推移した大引けの日経平均は前週末比66.50円高の16635.77円となった東証1部の売買高は24億0409万株、売買代金は2兆4867億円だった業種別では、銀行業が3%超上昇したほか、情報・通信業、精密機器が上昇率上位だった一方、証券が3%超下げたほか、空運業、ガラス・土石製品が下落率上位だった
◆注目銘柄◆
三菱UFJ、三井住友
、みずほといったメガバンク株が買われたほか、ソニーや第一生命などが堅調指数寄与度の大きいソフトバンクグやファーストリテが4%近く上昇し、指数を押し上げた前週末に1四半期決算を発表したりそなHDは7%超、コーセーやHOYAは8%超の上昇にまた、虹技、ミロク情報、日本ライフLなどが東証1部上昇率上位となった一方、任天堂、トヨタ自、花王、富士重などが軟調村田製や東エレクは3%超、野村は5%超の下げパナソニックは第1四半期決算を受けて7%近い下落にまた、ウシオ電、ミライトHD、きんでんが東証1部下落率上位となったなお、東証1部の値下がり銘柄数は全体の約7割に上った
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【日経平均は3日ぶり大幅反落、16400円を割り込み安値引け】2日(火)
■概況■16391.45、-244.32
2日(火)の日経平均は3日ぶり大幅反落1日の米国市場では、7月ISM製造業景況指数の予想下振れや原油安が重しとなり、NYダウは6日続落したこうした流れを受けて日経平均は166円安からスタートしたが、日本銀行の上場投資信託(ETF)買い入れへの期待が下支えとなり、前引けにかけてやや下げ渋る場面が見られた一方で、日銀のETF買い入れによる影響を見極めたいとのムードも強かった後場に入ると長期金利の上昇とともにリスク回避の動きが広がり、日経平均は引けにかけて下げ幅を広げ、安値引けとなった大引けの日経平均は前日比244.32円安の16391.45円となった東証1部の売買高は19億7429万株、売買代金は2兆0807億円だった業種別では、全33業種がマイナスとなり、鉱業が5%超、銀行業が4%超下落したほか、非鉄金属、繊維製品、海運業が下落率上位だった一方、水産・農林業や情報・通信業は相対的に小幅な下げにとどまった
◆注目銘柄◆
前日に第1四半期決算を発表した三菱UFJが6%近く下げたほか、三井住友
、みずほといったメガバンク株も売られたその他売買代金上位では、トヨタ自、ソニー、小野薬などが軟調ファーストリテは3%近い下落で、前日から一転して指数の押し下げ役となった前日に決算発表したNOK、大塚商会、あおぞらは7%超の下落帝人は前引け後に発表した決算を受けて後場急落したまた、ソフトクリエH、日本光電、寿スピリッツなどが東証1部下落率上位となった一方、売買代金トップのソフトバンクグが2%高となったほか、任天堂、JT、NTTドコモが小高いキーエンスは決算がポジティブ視され3%超の上昇前日ストップ高の虹技は大商いとなり一時急伸したまた、7&iHDが完全子会社化と報じられたニッセンHDがストップ高まで買われ、メガチップス、日本ライフLなどとともに東証1部上昇率上位となった
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【日経平均は大幅続落、円高進行を嫌気して300円超の下落】3日(水)
■概況■16083.11、-308.34
3日(水)の日経平均は大幅続落前日の欧米株安に加え、日米の金利差縮小等による円高進行や原油価格の下落などを受けて、日経平均は164円安からスタートした前場には円高一服や日本銀行の上場投資信託(ETF)買い入れへの期待から、やや下げ幅を縮める場面があったただ、後場に入ると1ドル=100円台まで円高が進み、日経平均は一時16056.67円(前日比334.78円安)まで下落した経済対策の決定や内閣改造の実施で材料出尽くしとの声や、日銀のETF買い入れによる市場への影響は期待ほど見込めないとの見方もあった大引けの日経平均は前日比308.34円安の16083.11円となった東証1部の売買高は22億4069万株、売買代金は2兆4585億円だった業種別では、前日に続き全33業種がマイナスとなり、証券、不動産業、ガラス・土石製品、銀行業が4%超下落した一方、卸売業は小幅な下げにとどまった
◆注目銘柄◆
三菱UFJ、三井住友
、みずほといったメガバンク株が売られたほか、ソフトバンクグ、トヨタ自などが軟調取引時間中に決算発表した富士重は5%安三井不が6%近く下落するなど不動産株も下げが目立った前日に第1四半期決算と上期予想の下方修正を発表したカシオは商いを伴って14%近い下げまた、ニッセンHDは7&iHDとの株式交換比率にサヤ寄せする格好でストップ安まで売られ、アダストリア、丸和運輸機関などとともに東証1部下落率上位となった一方、前日に発表した決算が好感されKDDI、ホンダ、三菱商事が買われたほか、ファミリーMは日経平均採用に伴う売買インパクトが材料視され急伸国内ユニクロの7月既存店売上高がポジティブ視されたファーストリテも上昇し指数を支えた任天堂、日本電産、三井物産はしっかりまた、マイクロニクスがストップ高まで買われ、ヤマハ、インタワクスなどとともに東証1部上昇率上位となった
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【日経平均は3日ぶり反発、日銀ETF買いへの思惑などから切り返す】4日(木)
■概況■16254.89、+171.78
4日(木)の日経平均は3日ぶり反発3日の米国市場では、原油価格の上昇や7月ADP雇用統計が予想を上回ったことが好感され、NYダウは8日ぶりに反発した円高一服も材料視され、日経平均は85円高からスタートした前場は為替相場が円高方向に振れるとともに日経平均も値を崩し、節目の16000円を割り込む場面があったしかし、16000円割れで目先底が意識されたほか、日本銀行の上場投資信託(ETF)買いへの思惑も広がり、後場はプラスに切り返してスタートすると上げ幅を3ケタに拡大した大引けの日経平均は前日比171.78円高の16254.89円となった東証1部の売買高は22億7559万株、売買代金は2兆4633億円だった業種別では、証券が5%超、海運業と非鉄金属が4%超の上昇となった一方、食料品、石油・石炭製品、パルプ・紙が下落率上位だった
◆注目銘柄◆
三菱UFJ、三井住友
、みずほといったメガバンク株が買われたほか、任天堂、トヨタ自、ホンダなどが堅調ファーストリテなどの値がさ株も後場強含みとなった三菱商事、富士重、三井物産は4%超の上昇第1四半期の好決算を受けてスズキは6%超の上昇に野村、第一生命といった金融関連株も上げが目立ったまた、ダイセル、イソライト工業、ホーチキなどが東証1部上昇率上位となった一方、ソフトバンクグ、KDDI、NTTといった通信大手が軟調花王や大成建は3%超、良品計画は6%超の下落に内需・ディフェンシブ関連株の下げが目立ったまた、DNC、アイスタイル、JUKIなどが東証1部下落率上位となった
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【日経平均は小反落、米雇用統計控えるも日銀ETFへの思惑から売り込みづらく】5(金)
■概況■16254.45、-0.44
5日(金)の日経平均は小反落4日の米国市場は雇用統計を控えて高安まちまちとなったが、前日の日銀によるETF買い入れのインパクトが大きく、心理的に売り方の買戻しを誘う流れに向かわせているまた、決算発表で17年3月期予想を下方修正したトヨタ自が買い先行で始まったことも、安心感につながった買い先行で始まった日経平均は、寄付き直後には一時16355.98円まで上げ幅を広げているただ、積極的な上値追いにも慎重であり、買い一巡後は16300円を挟んでのもみ合いが続いている大引けにかけては利益確定の流れもみられ、僅かながら反落となった大引けに日経平均は前日比0.44円安の16254.45円となった東証1部の売買高は18億8957万株、売買代金は2兆1988億円だった業種別では証券、精密機器、輸送用機器、その他金融、不動産、倉庫運輸、鉄鋼が上昇一方で、水産農林、保険、建設、石油石炭、医薬品、海運が冴えない
◆注目銘柄◆
前日に決算を発表したトヨタ自が終日プラス圏での推移となり、売買代金トップファーストリテは日経平均を下支えしたほか、そーせい、ミクシィが3日ぶりに反発した
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