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9日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高と6日ぶり反発、発電株が急伸

発行済 2017-05-09 16:56
更新済 2017-05-09 17:33
9日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高と6日ぶり反発、発電株が急伸
9日の中国本土市場は小幅に値上がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比1.91ポイント(0.06%)高の3080.53ポイントと6日ぶりに反発した。
上海A株指数も上昇し、2.00ポイント(0.06%)高の3225.88ポイントで取引を終えている。


中国の政策期待で買われる展開。
中国政府が「国有企業改革」の一環として、電力業界の大型再編を検討しているなどと報じられた。
外電が8日、消息筋情報として伝えたところによれば、火力、原子力を手がける国有グループ8社を3社に統合する計画という。
これを受けて発電株が急伸。
大唐国際発電(601991/SH)がストップ高で引けた。
国内景気の先行き不安や、金融当局の監督管理強化スタンスなどを嫌気して売られたものの、引けにかけて買いが優勢となっている。


河北省の「雄安新区」構想に期待し、同地や北京、天津などに事業拠点を置く銘柄群の一角もしっかり。
送配電機器の保定天威保変電気(600550/SH)が2.2%高、セメントなど建築材料の北京金隅(601992/SH)が1.6%高で引けた。


半面、自動車株はさえない。
最大手の上海汽車集団(600104/SH)が3.2%下げた。
今年4月の中国乗用車販売台数が前年同月比1.7%減の169万3413台に縮小し、3カ月ぶりにマイナス成長に転落(3月は1.6%増)したことなどが嫌気されている。
不動産株や消費関連株の一角も売られた。


一方、外貨建てB株相場はまちまち。
上海B株指数が0.30ポイント(0.09%)高の325.21ポイント、深センB株指数が6.68ポイント(0.61%)安の1079.45ポイントで終了した。



【亜州IR】


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