[フランクフルト 19日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は、ウクライナでの戦争は何年も続く可能性があるとの見解を示した。またウクライナ軍に最先端兵器を供与すれば、東部ドンバス地方をロシア軍の支配から解放できる可能性が高まると指摘した。
ドイツ紙のビルト日曜版に対し「われわれは戦争が何年も続く可能性に備える必要がある。ウクライナへの支援を弱めてはならない」と語った。
ストルテンベルグ氏は15日、月内にマドリードで開催されるNATO首脳会議で、ウクライナの装備を旧ソ連時代のものからNATO標準のものに置き換える支援策で合意する見通しを明らかにした。
ロシア軍は3月にウクライナの首都キーウ制圧を目指したが失敗。それ以降、東部ドンパス地方に戦力を集中させている。