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欧州市場サマリー(16日)

発行済 2011-09-17 03:48
更新済 2011-09-17 03:48

             1346GMT      15日終盤

ユーロ/ドル    1.3802 1.3876

ドル/円    76.720 76.720

ユーロ/円 105.95 106.48

            16日終値    前営業日終値

株 FT100 5368.41(+30.87) 5337.54

  クセトラDAX    5573.51(+65.27) 5508.24

金 現物午後値決め 1794.00       1782.00

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  98.770 (+0.065)  0.319(0.310)

独連邦債2年物 0.510(0.597)

独連邦債10年物(12月限) 136.77 (+0.78) 1.863(1.930)

独連邦債30年物   2.726(2.825)

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 <為替> ユーロが値下がりしている。

 前日は、日米欧の主要中銀がドル資金供給で協調する方針を明らかにしたことを好感し

上昇していたが、この日は利食い売りが優勢となった。また現在ポーランドで開催されて

いるユーロ圏財務相会合が不調に終わるのではとの憶測から、ユーロは今後も弱含む可能

性がある。

 電子取引EBSによると、ユーロ/ドルは0.5%安の1.38081ドル

で推移。前日には1週間ぶり高値となる1.39370ドルをつけていた。

 一方、ドル/円は、日銀による市場介入への警戒感を背景に、ほぼ横ばいの

76.730円で取引されている。

 

 <株式> ロンドン株式市場は4日続伸。ポーランドで開催されている欧州財務相の非

公式理事会で、域内の債務危機解決に向けた対策が打ち出されるのではないかとの期待感

が相場の追い風となった。

 ただ、市場関係者は、政治的な足並みの乱れから、ギリシャのデフォルト(債務不履行)

や債務危機波及への懸念が深刻化しているなか、欧州の株価の上値は重く、投資家の間で

予想外の政策変更の発生に備え、手控え感が根強かったと話す。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は週間で3%上昇した。一方、今月以降では0.5

%安。

 これまで5カ月間売り込まれている銀行株<.FTNMX8350>が値上がりし、相場全体を押し

上げた。バークレイズは3.4%上伸した。

 

 欧州株式市場は続伸して引けた。ポーランドで開催されているユーロ圏の財務相理事会

で、域内の債務危機に対する統一の対策が打ち出されるのではないかとの楽観的な思惑が

広がり、4営業日連続の値上がりとなった。

 こうしたなか、フランスとイタリアの銀行株は急落。トレーダーの間で、市場が引けた

後にも米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがイタリア国債の格下げを

行うのではないかとのうわさが影響したとみられている。

 仏銀のBNPパリバは7.6%、クレディ・アグリコルは11%値

下がりし、イタリアのイタリアのウニクレディトは7%安となった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.69ポイント(0.61%)高

の937.85と、終値としては1週間強ぶりの高値で引けた。週間の上昇率は2.4%。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は3.66ポイント(0.17%)高の

2159.28。

 スイスのUBSの値上がりが目立った。前日、同行のトレーダーが認

められていない取引を行い約20億ドルの損失を出したことが明らかになり10%超値下

がりしたが、この日は5.2%上伸した。

 ブリューウィン・ドルフィン証券の首席ストラテジスト、マイク・レンホフ氏は「結局、

週としては決して悪い内容の相場ではなかった。市場は、ポーランドで開かれている欧州

財務相会合で何かポジティブな成果が得られると期待している」と述べた。

 独自動車メーカーのダイムラーは3.4%、BMWは1.2%そ

れぞれ上昇。ダイムラーはこれまで4営業日の続伸で14.5%値上がりしている。

 STOXX欧州600自動車株指数<.SXAP>はこの日、2%値上がりしたものの、年初

来では19.7%の下落、STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は年初来32.9%

下がっている。

 ユーロ圏債務危機の深刻化に加え、先進国のさえない経済指標を受け再びリセッション

(景気後退)に陥るのではないかとの懸念から、投資家はこのところ株式などリスクの高

い資産へのエクスポージャーを減少させている。

 

 <ユーロ圏債券> 独連邦債が上昇。ポーランドで開かれている欧州連合(EU)財務

相非公式理事会への期待感が膨らむ一方、ユーロ圏が依然直面する一連の課題への懸念は

根強く、不安定な展開となった。

 日米欧の主要中銀がドル資金供給で協調に踏み切ったことで短期金融市場の緊張が和ら

ぎ、周辺国国債は総じて上昇した。ただ、債務危機に対して当局者が新たな措置を打ち出

さなければ、下落に転じる可能性がある。 

 EU財務相非公式理事会をめぐっては、ガイトナー米財務長官が出席する異例の会合と

なったことで、当局者により結束した対応を取るよう求める圧力が強まる可能性があると

の期待感が膨らんでいる。

 ロイズのストラテジスト、エリック・ワンド氏は「リスク資産の短期的な見通しは良好

かもしれないが、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の最終的な規模には依然問題

があり、欧州の政治的結束もあまり強くない」とし、長期的には質の高い資産を買ったほ

うが賢明との見方を示した。 

 独連邦債先物は66ティック高の136.65。10年物独連邦債

利回りは7ベーシスポイント(bp)低下の1.86%。

 ギリシャのベニゼロス財務相が財政目標を予定通り達成する意思を表明したことを受け、

周辺国国債の利回りも総じて低下した。

 ギリシャ2年債利回りは10%ポイント低下し、61%となった。ただ、

マークイットのデータに基づくロイターの算出によると、ギリシャのクレジット・デフォ

ルト・スワップ(CDS)に織り込まれたデフォルト(債務不履行)の

確率は93%となっている。

 

                           [東京 17日 ロイター]

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