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欧州市場サマリー(28日)

発行済 2011-09-29 05:24
更新済 2011-09-29 05:24

             1358GMT  27日終盤

ユーロ/ドル    1.3635 1.3591

ドル/円    76.440 76.790

ユーロ/円 104.23 104.40

            28日終値    前営業日終値

株 FT100 5217.63(‐76.42) 5294.05

  クセトラDAX   5578.42(‐50.02) 5628.44

金 現物午後値決め 1643.00       1659.00

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  98.745 (‐0.070)  0.275(0.245)

独連邦債2年物 0.599(0.543)

独連邦債10年物(12月限) 135.54 (‐0.34) 2.012(1.960)

独連邦債30年物   2.757(2.718)

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 <為替> ユーロが対ドルで上昇し、4営業日連続の値上がりとなっている。

 ギリシャのデフォルト(債務不履行)回避に向けた同国への次回融資の実行について、

慎重ながらも楽観的な観測が広がっている。

 ユーロ/ドルは0.1%高の1.3606ドルで推移している。

 ドル/円は0.4%安の76.46円。

 

 <株式> ロンドン株式市場は不安定な取引のなか反落。ギリシャに対する次回融資が

実施されるのか投資家の間に警戒感が広がった。

 石油株には買いが入り、下値を支えた。BGグループは3.4%上昇。ゴールド

マン・サックスが同社の投資判断を引き上げたことが好感された。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は年初来では12%低下している。

 この日大きく値下がりしたのは、世界最大の上場ヘッジファンド会社マン・グループ

。7─9月の資金流出が高水準となったことが嫌気され、株価は25%急落した。

 その他の金融株も売られ、銀行株<.FTNMX8350>は2%下落した。

 ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥れば欧州の銀行に多大な悪影響が及び、銀行

危機につながるのではとの懸念などから、年初来では27%値下がりしている。 

 個別銘柄ではケアン・エナジーの値下がりが目立った。グリーンランド沖の油

田開発が再び不調に終わったことを発表し、6.5%値下がりして引けた。

 

 欧州株式市場は不安定な取引のなか4営業日ぶりに反落して引けた。ユーロ圏の債務危

機緩和に向けた対策の具体的な内容が明らかにならず、前日までの期待感が後退した。

 前日に4.5%値上がりしたFTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は

11.10ポイント(1.18%)安の927.28で引けた。同指数は月初来で4.1

%、年初来では17.3%、それぞれ低下している。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は17.39ポイント(0.79%)安

の2176.64。 

 金融サービス株が下げを主導し、世界最大の上場ヘッジファンド会社、英マン・グルー

は25%急落。夏場に大量の資金が流出したと明らかにしたことが嫌気された。

 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会が、EU全域で株や債券などの取引に課

税する金融取引税の導入を正式に提案したことも金融セクターの圧迫材料となり、ドイツ

取引所は4.6%下落した。

 根強い経済成長見通しへの懸念から商品(コモディティ)株も値を下げ、アントファガ

スタは5.9%、BHPビリトンは4.1%、それぞれ値下がりした。

 

 <ユーロ圏債券> 独連邦債が続落。独連邦債5年物の入札がさえない結果に終わった

ことが圧迫した。

 欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)・欧州中央銀行(ECB)の3者合同調査

団が29日にギリシャ入りすることも注目されている。

 欧州金融安定ファシリティー(EFSF)が拡大されるとの期待から、このところ債券

の売りが優勢となっている。

 しかし、ユーロ圏加盟国の議会によるEFSF拡充案の承認は終了しておらず、具体策

も打ち出されていないことから、状況はいまだ不透明となっている。

 ドイツでは29日に、EFSF拡充をめぐる議会採決が行われる。

 フィンランド議会はこの日、EFSF拡充案を承認した。

 また、メルケル独首相はこの日、ギリシャ向け第2次金融支援の一部について、再交渉

される可能性があることを示唆し、3者合同調査団による調査結果に左右されるとの見方

を示した。

 独連邦債先物は22ティック安の135.66で清算。

 アナリストは、独連邦債に調整の動きがみられると指摘。さらに、ロイズ・バンクの市

場戦略主任チャールズ・ダイベル氏は、欧州債務の危機対処では「何ら解決策が提示され

ておらず、依然として慎重姿勢を維持する理由が数多く存在する」と述べた。

 このところのリスク選好度の高まりを背景に、独連邦債5年物入札は軟調な需要となっ

た。発行予定額の60億ユーロに対し、応札額は51億1500万ユーロにとどまった。

利回りは1.22%と、6月に実施された5年債入札での利回り2.16%を下回った。

 引け後の取引で、既発5年債利回りは5.4ベーシスポイント(bp)上

昇し1.16%となった。

 独連邦債2年物利回りも5bp上昇し0.59%となった。

 29日に実施されるイタリア国債入札が注目される。

 

                           [東京 29日 ロイター]

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