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欧州市場サマリー(29日)

発行済 2011-09-30 04:28
更新済 2011-09-30 04:28

             1344GMT  28日終盤

ユーロ/ドル    1.3624 1.3541

ドル/円    76.880 76.540

ユーロ/円 104.76 103.68

            29日終値    前営業日終値

株 FT100 5196.84(‐20.79) 5217.63

  クセトラDAX   5639.58(+61.16) 5578.42

金 現物午後値決め 1613.00       1643.00

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  98.740 (+0.010)  0.238(0.275)

独連邦債2年物 0.604(0.599)

独連邦債10年物(12月限) 135.76 (+0.10) 1.995(2.012)

独連邦債30年物   2.729(2.757)

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 <為替> ユーロが対ドルで上昇している。ドイツ連邦議会(下院)が欧州金融安定フ

ァシリティー(EFSF)の機能拡充法案を可決したことを好感している。

 ただ、月末を控えた投資家の利益確定の売りからユーロ高基調は限定的とみられる。

 電子取引EBSによると、ユーロ/ドルは一時、1.36799ドルまで値

上がりしたが、その後、上げ幅を縮小し0.6%高の1.3617ドルで推移している。

 ユーロは対円と対スイスフランでも値上がりし、ユーロ/円は1.1%高

の104.78円、ユーロ/スイスフランは0.1%高の1.2196スイ

スフランとなっている。

 ドル/円は0.5%高の76.92円。

 

 <株式> ロンドン株式市場は続落。今後の需要低迷懸念を受けて銅先物が値

下がりしたことに追随して鉱山株<.FTNMX1770>が売られた。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は四半期ベースでは第3・四半期に12%強低下し

ている。

 市場では金属需要の大きい中国の経済成長に対する不安が広がっている。

 高級ブランドのバーバリーは8.3%安で引けた。

 一方、建材販売大手ウルズリーは6.6%値上がりした。

 前日に大きく売られた銀行株が反発し、バークレイズとロイヤル・バンク・オ

ブ・スコットランド(RBS)はともに1.7%高。ドイツ連邦議会(下院)が

欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の機能拡充法案を可決したことで、ユーロ圏の

債務問題への懸念が後退し、域内に多くのエクスポージャーを抱える銀行に対する警戒感

が緩和された。

 

 欧州株式市場は反発して引けた。予想を上回る米経済指標を受け、経済成長鈍化をめぐ

る懸念が和らぎ、景気循環株の一角が一時の下げから値を戻した。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.98ポイント(0.64%)高

の933.26。同指数は9月に入り3.5%低下している。四半期ベースでは2008

年第4・四半期以来の大幅な下げとなる見通し。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は35.80ポイント(1.64%)高

の2212.44。

 米指標では、新規失業週間申請件数が大幅に改善したことに加え、第2・四半期国内総

生産(GDP)確報値が上方修正され、相場の追い風となった。

 ただ、経済成長見通しに対する懸念は根強く、STOXX欧州600資源株指数

<.SXPP>は2%低下した。

 ドイツ連邦議会(下院)がこの日、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)機能拡充

法案を可決したことで、銀行・保険株に対するセンチメントが上向いた。

 仏銀行株の買いが優勢となり、ソシエテ・ジェネラルは5.8%、ナティク

シスは6.3%、クレディ・アグリコルは4.4%それぞれ値上がり

し、STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は2.5%上昇した。

 

 <ユーロ圏債券> 独連邦債先物が5営業日続落した。

 欧州金融安定化ファシリティー(EFSF)拡充への期待でリスク資産に対する地合い

が最近改善しており、安全資産としての独連邦債の投資妙味が薄れている。

 独連邦債先物12月限は41ティック低下の135.25で清算。今週に入り

250ティックを越える下げとなっている。

 ただ危機脱却に向けた域内国の合意実施には時間を要すると見られているほか、改革に

関する明確な計画が示されておらず、投資家は独連邦債に対し弱気に傾くことには消極的

だ。そのため安産資産を手放す動きも鈍っている。

 独10年債利回りは約2.01%と、2%の水準をやや上回った。2年

債利回りは0.60%に小幅上昇した。

 エボリューション・セキュリティーズの債券アナリスト、エリザベス・アフセス氏は

「債務危機が終息し、安全資産としての独連邦債の魅力が失われていると考えるのは過度

に楽観的だ。目先、独連邦債利回りが現在の水準を大きく上回るとは思わない」と述べた。

 UBSは、独連邦債先物12月限が135.12の水準を下回った場合、過去3カ月の

トレンドが反転する可能性があるとし、現在の「ニュートラル」から「ショート」にポジ

ションを変更するとの見方を示した。 

 イタリアがこの日実施した入札では、10年債利回りがユーロ導入後の最高水準となる

5.86%に達し、周辺国の債務問題が依然として深刻であることを示唆した。これはス

タンダード・アンド・プアーズ(S&P)による格下げ後、初の長期債入札となる。

 

                           [東京 30日 ロイター]

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