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1415GMT 29日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
30日終値 前営業日終値
株 FT100 5128.48(‐68.36) 5196.84
クセトラDAX 5502.02(‐137.56) 5639.58
金 現物午後値決め 1620.00 1613.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 98.745 (+0.020) 0.248(0.238)
独連邦債2年物 0.568(0.604)
独連邦債10年物(12月限) 136.70 (+1.45) 1.887(1.995)
独連邦債30年物 2.648(2.729)
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<為替> ユーロが対ドルで値下がりしている。欧州債務危機の解決に向けた確固とし
た対策が打ち出されないなか、投資家の間で警戒感が高まっている。
電子取引EBSによると、ユーロ/ドル
ドル/円
<株式> ロンドン株式市場は続落。四半期ベースでは2002年以降で最悪の成績と
なった。世界規模のリセッション(景気後退)とユーロ圏債務危機の深刻化に対する懸念
が広がっている。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は四半期ベースでは13.7%低下、時価総額は
2180億ポンド(3400億ドル)減少した。年初来では13.1%下落している。
株式投資家の不安心理の度合いを示すロンドン株式市場のボラティリティー・インデッ
クス(VIX指数)<.VFTSE>は、今四半期で133%急上昇した。
このところ値上がりしていた銀行株<.FTNMX8350>の下げがきつかった。
スタンダード・チャータード(スタンチャート)
9月の中国購買担当者景気指数(PMI)が改善と悪化の節目となる50を3カ月連続
で下回ったことを受け、鉱山株<.FTNMX1770>も売られた。
個別銘柄では、高級ブランドのバーバリー
スポージャーを嫌気した。
認証・監査サービスのインターテック・グループ
を「ニュートラル」から「セル」に引き下げ9.5%安。
一方、値上がりしたのは、医薬品メーカーのシャイア
ド・ユーティリティーズ
して引けた。
欧州株式市場は反落して引けた。四半期ベースでは2008年以来の大幅な下落率とな
り、時価総額は1兆2000億ドル減少した。世界経済の成長鈍化に対する懸念に加え、
中国の製造業失速を示す経済指標が相場を押し下げた。
ユーロ圏の債務危機問題に関し、当局が解消に向けた対策を打ち出せずにいることも第
3・四半期の株安の要因となっている。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.85ポイント(1.06%)安
の923.41。四半期ベースの下落幅は16.9%と、2008年終わりごろ以来の大
きさとなった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は32.78ポイント(1.48%)安
の2179.66。
9月の中国購買担当者景気指数(PMI)は改善と悪化の節目となる50を3カ月連続
で下回った。
中国のさえない経済指標を受け自動車株と鉱業株の値下がりが目立ち、STOXX欧州
600自動車株指数<.SXAP>は3.9%、STOXX欧州600資源株指数<.SXPP>は
1.4%それぞれ下落した。
四半期ベースでは、今後の需要低迷に対する懸念から自動車株が33.7%、鉱業株が
31.3%値下がりした。
中国が売り上げの33.4%を占めるスイスのスウォッチ・グループ
となった。
STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は2.9%下落。週間では8.5%上昇した
が、四半期ベースでは28%安となった。
<ユーロ圏債券> 独連邦債先物が6日ぶりに反発、1ポイント強と大幅に値上がりし
た。
ユーロ圏の債務危機や世界経済に対する不安などを背景に、四半期ではユーロ導入以来
の好成績となる勢い。
独連邦債の利回りは歴史的な低水準近辺で推移しているが、債務問題の解決に向け大胆
な対策が打ち出されないかぎり、独連邦債価格は底堅い動きが続くとみられている。
独連邦債先物
上昇した。
ユーロ圏関係筋によると、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)のレバレッジ活用
については、来週3日のユーロ圏財務相会合で議論されるものの、何らかの決定が行われ
る公算は小さい見通し。
ドイツのレスラー副首相兼経済技術相は30日、ドイツ連邦議会(下院)はEFSFの
レバレッジ活用について前向きでないようだと語った。
10年物のスペイン国債
ント(bp)と、前日の310bpから拡大。同イタリア国債
の利回り格差も365bpと、前日の358bpから拡大した。
[東京 1日 ロイター]