Shinichi Uchida
[東京 24日 ロイター] - 岸田文雄首相は24日午後、能登半島地震に関する参院予算委員会の集中審議で、地震発生後の初動対応に遅れがあったとの指摘は当たらないとの考えを示した。杉尾秀哉委員(立憲民主・社民)の質問に答えた。
岸田首相は「発災直後から私自身、情報収集に努めるとともに、自衛隊をはじめとする各部隊に対し現地へ一刻も早く駆けつけることなど指示を出した」と説明した。その上で、救命救助、救援物資の輸送、孤立住民の救助などの取り組みにも即座に取り掛かったとし、「(半島という)地理的な制約の中でも初動対応に遅れがあったということは当たらないと考えている」と語った。