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ドミンゴ氏がLAオペラ総監督辞任、セクハラ告発で「責務果たせず」

発行済 2019-10-06 02:23
更新済 2019-10-06 02:23
© Reuters. ゴーギャンのタヒチ時代の作品、12月に競売 5.8億円以上の予想

[ロサンゼルス 2日 ロイター] - スペインの世界的テノール歌手プラシド・ドミンゴ氏(78)が2日、ロサンゼルス(LA)オペラの総監督を辞任した。セクハラ行為の告発により、総監督を続けることが難しくなったと説明した。

ドミンゴ氏はLAオペラに宛てた文書で、自身に対する最近の告発により「わたしが愛してやまないLAオペラで責務を果たすことが難しくなった」と指摘。「汚名挽回に引き続き取り組む一方で、わたしが総監督を辞任し今後予定されている公演から降板することが、LAオペラにとって最善だと判断した」と述べた。

ドミンゴ氏を巡っては、30人以上の歌手、ダンサー、音楽家、声楽教師、舞台裏スタッフらが30年以上にわたり、同氏の不適切行為を受けたり目撃したりしたと証言している。同氏はセクハラ疑惑に異議を唱えている。

LAオペラは8月、独立した調査を行うと発表したが、調査結果はまだ公表していない。ドミンゴ氏は2003年から総監督を務めていた。

同氏は先月、出演予定だった米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)の「マクベス」から急きょ降板し、今後METの公演に一切出演しないと明らかにしていた。 2019-10-03T054929Z_1_LYNXMPEF920AB_RTROPTP_1_MUSIC-PLACIDODOMINGO.JPG

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