[パリ 13日 ロイター] - テニスの全仏オープンは13日、パリのローランギャロスで男子シングルス決勝を行い、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(34、セルビア)が同大会2回目、四大大会通算19回目の優勝を果たした。
第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦したジョコビッチは第1セット、第2セットを6─7、2─6と立て続けに落としたが、第3セットから6─3、6─2、6─4で連取。4時間11分の熱戦を制した。
11日の準決勝でもラファエル・ナダル(スペイン)と4時間以上に及ぶ戦いを繰り広げたジョコビッチは、コート上のインタビューで、「この48時間以内に9時間もプレーした。肉体的にも精神的にも簡単ではなく、本当に厳しい3日間だった。夢がかなった」と語った。
なお、この優勝で、ジョコビッチはオープン化以降では初となる2回目の生涯グランドスラム(四大大会全制覇)「ダブルグランドスラム」という快挙を達成。四大大会通算勝利数では、最多20勝で並ぶロジャー・フェデラー(スイス)とナダルまで、あと1勝に迫った。