[ 23日 ロイター] - 「ラベルを剥がしていただけますか」。強烈な日差しの中、ペットボトルのお茶2本を持って東京・新宿の国立競技場に入ろうとしたら、持ち物検査場でそう指示された。
この日は東京五輪の開会式。背後に列が出来ていたこともあり、何も考えず言われたとおりラベルを取った。しかし、同僚記者が持ち込んだペットボトルを見るとラベルはそのままだ。
もしかすると、私が持ち込もうとしたものがサントリー社製のお茶で、同僚のものはコカ・コーラ社製だからか。そう思って会場の係員に確認すると、その通りだった。ノンアルコール飲料の大会スポンサーはコカ・コーラだ。
会場内ではコカ・コーラブランドの売店しかない。それを見てたらなんだか飲みたくなってきた。競技場の通路にある売店で500ミリリットルのペットボトルを1本買った。300円だった。
(久保信博)