[ブダペスト 1日 ロイター] - 自動車レースF1の今季第11戦、ハンガリー・グランプリ(GP)は1日、ブダペストで決勝を行い、アルピーヌ・ルノーのエステバン・オコン(フランス)がキャリア初優勝を果たした。
雨により濡れた路面でスタートしたレースは、開始早々から多重クラッシュで複数台がリタイアするという大波乱となった。
まず、2番手からスタートしたメルセデスのバルテリ・ボッタス(フィンランド)が最初のコーナーでブレーキのタイミングを見誤り、前を走行していたランド・ノリス(英国、マクラーレン)に衝突。そのまま外に押し出されたノリスが、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)にぶつかり、セルヒオ・ペレス(メキシコ、レッドブル・ホンダ)もこれに巻き込まれた。
さらにその直後、ランス・ストロール(カナダ、アストンマーチン)もブレーキングミスでフェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)に接触。レースは赤旗中断となり、フェルスタッペン以外の5台はリタイアした。
オコンは2時間4分43秒でフィニッシュし、セバスチャン・フェテル(ドイツ、アストンマーチン)が2位。個人総合優勝7回のルイス・ハミルトン(英国、メルセデス)が3位に入った。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー(フランス)は6位、角田裕毅は7位、フェルスタッペンは10位。
ただ、フェテルは技術規則違反によりレース後に失格処分となり、ハミルトン以下の順位が1つずつ繰り上がった。アストンマーチンはこの判定に異議申し立てする意向を示している。