[東京 3日 ロイター] - 東京五輪では3日から、追加種目として初めて採用されたスポーツクライミングの競技がスタート。男子の楢崎智亜と原田海、女子の野口啓代と野中生萌、日本勢4人に期待がかかる。
同競技には男女ともに20人が出場。日本の4人は開催国枠に頼ることなく、それぞれが実力で出場権を獲得した。
東京五輪では決められたルートを登る速さを競う「スピード」、低い壁でのスキルを競う「ボルダリング」、登った高さを競う「リード」の3種目の総合成績を争う複合が実施される。
25歳の楢崎は体操経験を持つボルダリングのスペシャリスト。リード部門で2019年ワールドカップを制したアダム・オンドラ(チェコ)の有力ライバルとみられている。
32歳の野口は15年以上ものクライミング経験を持つベテラン。ボルダリングを得意としているが、スピードでも練習の成果を発揮したいと述べている。