[ビルバオ 2日 ロイター] - 車いすバスケットボール、女子アフガニスタン代表チームの主将ニロファル・バヤットさん(28)は2日、新天地スペインのチームでのデビューを果たした。
アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが復権したことを受け、バヤットさんは夫のラメッシュさんとともにカブールを脱出。スペイン政府とスペイン・バスケットボール連盟の協力を得て100人の難民とともに飛行機で移動し、8月20日、マドリードに到着した。
その後、バヤットさん夫婦は車いすバスケのチーム、ビダイデック・ビルバオでプレーすることになった。バヤットさんは2日、男女混合チームの親善試合に出場。バヤットさんは夫とともにスタンディングオベーションで迎えられ、花束が贈られた。
バヤットさんは試合後、ロイターに対し「これほどの優しさとリスペクトを感じたことはない。盛大な歓迎を受けて、この場所を第2の故郷とし、ここでとても幸せに暮らせると感じた」と述べた。