[22日 ロイター] - サッカーのイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)などで活躍した元フランス代表DFパトリス・エブラ氏(40)が22日、幼少期に教師から性被害にあったことを告白した。
エブラ氏はタイムズ紙に対し、インタビューで性被害について語ることも苦しかったが、母親に打ち明けることの方がよりつらかったとコメント。母親に告白したのはわずか2週間前のことだったという。
同氏は「彼女はとてもショックを受けていた。それに大きな怒りも。そして、私に謝った。『自分の本に書いてはいけない』と言われたけれども、『これは私のためではない。他の子供たちのためなんだ』と言うと、納得してくれた」と話した。
近日出版されるエブラ氏の自伝「I Love This Game」で、事件の詳細が語られている。
エブラ氏は2006年にマンUに加入し、5回のプレミアリーグ制覇を果たした。ユベントス(イタリア)、マルセイユ(フランス)、ウェストハム(イングランド)でもプレーし、19年に現役を引退。フランス代表では81試合に出場した経歴を持つ。