[27日 ロイター] - バイデン米大統領は27日、日米中韓や東南アジア諸国連合(ASEAN)などが参加する東アジア首脳会議(サミット)で、台湾海峡における中国の「強制的かつ積極的な行動」が平和や安定への脅威とし、深い懸念を表明した。
さらに、米国は中国新疆ウイグル自治区やチベット、香港で人権を擁護すると言明した。
また、米英豪の安全保障協力「AUKUS(オーカス)」がASEANの中心的役割を尊重すると強調した上で、米国がインド太平洋地域のパートナー国と地域経済の枠組みを巡る協議を開始したいという考えを示した。
ミャンマーについては「軍事クーデターによって引き起こされた悲劇に対処する必要がある」とし、「暴力をやめ、拘束されている政治家らを解放し、民主化に向けた軌道に戻るよう、軍事政権に対し呼び掛ける」と述べた。