[8日 ロイター] - 女子テニスの往年の名選手でWTA(女子テニス協会)の創設者でもあるビリー・ジーン・キング氏が、ダブルス元世界ランク1位の彭帥さん(中国)を巡る問題へのWTAの対応を誇りに思うと語った。
彭帥さんは中国共産党元幹部から性的関係を強要されたとのメッセージをSNSに投稿。それ以来、公の場に姿を見せていない。これに対し、WTAは彭帥さんの扱いや他の選手の安全性に対する懸念から、中国で開催されるトーナメントを直ちに中止すると発表した。
キング氏は「WTAが彼女のために立ち上がったことが本当にうれしい。私たちの前には多くの困難があるだろうが、人権問題や虐待に対して立ち向かうのは本当に重要なこと」とユーロスポーツにコメント。さらに「重要なのは彼女(彭帥さん)の安全であり、無事であることを願っている」と続けた。