[エルサレム 30日 ロイター] - イスラエル国会は30日、ベネット政権の崩壊を受けて国会を解散する法案を可決した。4年弱で5回目となる総選挙が11月1日に行われる。
ベネット氏は現地時間午前0時に辞任し、連立政権のパートナーであるラピド外相が選挙管理内閣の首相に就く。
選挙戦では最大野党の右派リクードを率いるネタニヤフ前首相との激しい戦いが予想される。
ネタニヤフ氏は国会での採決に先立ち「(連立政権は)変化を約束し、癒しを語り、実験を行ったが、実験は失敗した」と主張。「偽右翼と急進左派を一緒にし、ムスリム同胞団、(アラブ政党からなる)ジョイント・リストを混ぜ合わせるとこうなる」と述べた。
世論調査ではリクードが支持率でトップに立っているが、明確な勝者は予想されておらず、イスラエルは数カ月にわたる政治的不安に直面する見込みだ。