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ロシア、ルガンスク州全域掌握 ウクライナ大統領も撤退認める

発行済 2022-07-04 07:05
更新済 2022-07-04 14:29
© Reuters.  7月3日、 ロシアはウクライナ東部ルガンスク州全域を制圧したと発表した。写真は6月17日、攻撃を受け破壊されたリシチャンスクの建物(2022年 ロイター/Oleksandr Ratushniak)

[キーウ 3日 ロイター] - ロシアは3日、ウクライナ東部ルガンスク州全域を制圧したと発表した。ウクライナ側の最後の拠点となっていたリシチャンスクを掌握した。

ロシア側にとって政治的な勝利で、今後は隣接するドネツク州の完全掌握に向けて攻勢を強める見通し。

ロシア国防省は同国軍がリシチャンスク周辺の村を掌握し、同市を包囲したと発表。その後、ショイグ国防相がプーチン大統領にルガンスクが「解放された」と報告したことを明らかにした。

一方、ウクライナ軍司令部は、兵士の命を守るためリシチャンスクから撤退したと説明。「同市の防衛を続ければ、致命的な結果につながる」と判断し、撤退を決めたと述べた。

ゼレンスキー大統領もビデオ演説で撤退を認めたが、「戦術と近代的な武器の供給増によって、われわれは戻ってくる」と強調した。

ロシアは東部ドンバス地域に戦力を集中させているが、ゼレンスキー氏は米国から供与された射程の長い高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」で反撃すると強調した。

またゼレンスキー氏は、ロシアが東部のハリコフ、クラマトルスク、スラビャンスクをロケット弾で攻撃し、スラビャンスクだけで6人が死亡、20人が負傷したと明かした。ロシア国防省は3日、ハリコフの軍事インフラを攻撃したと発表した。

*動画を付けて再送します。

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