[ソウル 17日 ロイター] - 韓国軍は17日、北朝鮮の核・ミサイルの脅威を想定した定例の野外機動演習「護国訓練」を開始した。22日までの予定で、米国や日本との共同訓練も含まれる。北朝鮮は米韓の合同軍事演習などに反発して軍事活動を活発化しており、南北間の緊張が高まっている。
北朝鮮は今年、異例のペースでミサイル発射実験を行っている。14日には短距離弾道ミサイルを発射し、南北境界線付近で数百発の砲撃も行った。
韓国軍合同参謀本部によると、護国訓練には米軍の一部も加わり、準備態勢の維持と両軍の共同作戦実行能力の向上に重点を置く。
「北朝鮮の核、ミサイル、その他さまざまな脅威への対抗を想定した昼夜の機動訓練を実施し、戦時および平時の任務遂行能力習得や一部の米軍との相互運用性強化を目指す」とした。