[リビウ/キーウ(キエフ)27日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、ロシアが新たなミサイル攻撃を仕掛けてくるのは間違いないとし、軍と市民が協力して準備する必要があると訴えた。
「われわれはテロリストが新たな攻撃を計画しているのを事実として知っている。残念ながら、ミサイルを保有している限り彼らが落ち着くことはない」と述べた。
その上で、電力インフラへの攻撃によって2月の軍事侵攻開始以降で最も深刻な停電に見舞われた先週と同様に、今週も困難な1週間になる可能性があると指摘。
「軍は準備を進めている。国全体が準備を整えている。パートナーとの協力も含め、あらゆるシナリオを想定している」と述べた。
27日は、キーウやその他主要都市への大規模攻撃はなかった。ただ、ゼレンスキー氏は、国内各地の最前線は依然として厳しい状況に置かれているとし「最も厳しい状況にあるのは、ここ数週間と同様、引き続きドネツク地方だ」と語った。
ロシア軍は23日、ウクライナのエネルギー関連施設を攻撃、それ以降、国内の電力供給は完全には再開していない。
ゼレンスキー氏は、電力会社と緊急対応チームが電力供給に向け24時間体制で働いているとし、大半地域で送電網復旧のための計画停電が実施されているが、状況は管理されていると強調した。
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