[28日 ロイター] - 在ロシア米国大使館の臨時代理大使を務めるエリザベス・ルード氏はロシア通信(RIA)とのインタビューで、米国とロシアは核関連リスクを情報機関レベルで管理する手段があると指摘した上で、現時点で両者の会談は予定されていないと述べた。
米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は今月初め、ロシアのナルイシキン対外情報局長官と会談し、ロシアの核兵器使用をけん制した。
ルード氏は「米国には、ロシアとのリスク、特に核関連リスクを管理するためのチャネルがあり、それがバーンズCIA長官とロシア側との会談の目的だった」と述べた。
「バーンズ長官は何も交渉せず、ウクライナ戦争の解決についても話し合わなかった」とし、同様の対話が必要な場合には実現可能だとしたが、現時点では予定されていないと語った。