[サンパウロ 3日 ロイター] - サッカー界のレジェンド、元ブラジル代表のペレ氏(82)は結腸がんの治療を受けていたが、思うような結果が得られていないため化学療法を中止し、緩和ケアを受けているという。ブラジルのフォルハ・デ・サンパウロ紙が3日報じた。
ペレ氏はがんの治療のため、11月29日からサンパウロの病院に入院。その後、呼吸器感染症と診断されていた。容体は安定していて、現在は緩和ケアで痛みや呼吸困難などの症状のみの治療を受けているという。
ペレ氏はインスタグラムに「私は強く、たくさんの希望を持ち、通常通り治療を受けている」と投稿。「私は神を信じているし、世界中の皆さんから届く愛のメッセージが私をエネルギーで満たしてくれる」とつづった。
同氏は昨年9月、結腸の腫瘍を摘出する手術を受けた。以来、定期的に病院で治療を受けてきた。