[ワシントン 17日 ロイター] - 米ホワイトハウスのサムズ報道官は17日、バイデン大統領の私宅やオフィスで副大統領時代の機密文書が見つかった問題を巡り、下院監視委員会からの質問に「誠意を持って」回答すると述べた。
同委から2─3件の書簡を受け取ったとも明らかにした。
さらに、司法省による調査が「迅速かつ徹底的」に行われるよう協力すると述べた上で、機密文書問題を巡る疑問への回答はおそらく調査が終了するまで待つ必要があるという認識を示した。
下院で多数派を握る共和党は、バイデン氏の法律顧問が中間選挙前の11月初頭に機密文書を発見していたにもかかわらず、1月上旬まで公表しなかったことをやり玉に挙げている。
これについてサムズ氏は、今月の下院議長選を引き合いに出し、最終的に選出された共和党のマッカーシー氏が党内の反対派を翻意させるために行った「秘密の取引」を公表させる考えが同党にはないとして、「情報開示や透明性に関する見せかけだけの怒り」だと批判した。
また、同じく機密文書を持ち出したトランプ前大統領とバイデン氏とで対応が異なることについても同党を批判した。