[21日 ロイター] - 中国の張軍・国連大使は、米国が国連安全保障理事会でイスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘の即時人道停戦を求めた決議案に拒否権を行使したことに「強い失望」を表明した。国営新華社が21日、伝えた。
決議案はアルジェリアが提出。パレスチナ自治区ガザでの即時人道停戦に米国が拒否権を行使したのは3回目。米国は人質解放を条件に一時停戦を求める独自の決議案を採択するよう求めている。
張大使は「米国の拒否権は誤ったメッセージを送り、ガザの状況をより危険にする」と批判、停戦への反対は「大虐殺に許可を与えるのと変わらない」とした。