ギリシャ国民投票を控えているほか、米国市場が休場のため、薄商いとなりそうだ。
ドル・円は前日の売りを小幅に買い戻す動きが予想される。
1日に発表された米・6月ADP全米雇用報告が+23.7万人と、高い伸びを示したことで、市場では2日の米雇用統計に期待が強まった。
しかし、実際には6月の米非農業部門雇用者数は22万3000人増で、市場予想の23万人増を下回った。
雇用情勢の改善を示せば124円付近まで上昇が見込まれていただけに、失望売りが出て、ドル・円は再び122円台に落ち込んだ。
市場のコンセンサスとされる米連邦準備理事会(FRB)の利上げ時期が9月から後ずれするとの悲観論もある。
ギリシャの国民投票で、ギリシャが緊縮財政を受け入れるとの楽観論が広がっており、受け入れ拒否の結果となった場合の影響が懸念されている。
その場合、ユーロ・ドル、ユーロ・円の値動きがドル・円に影響するとみて、警戒を強める。
ドル・円は122円ちょうど付近はオプション絡みの買いによって支えられるが、この水準にはストップロスも観測され、下値に傾きやすい。
【本日の予定】 ・17:00 ユーロ圏・6月総合PMI改定値(予想:54.1) ・17:00 ユーロ圏・6月サービス業PMI改定値(予想:54.4) ・17:30 英・6月サービス業PMI(予想:57.5、5月:56.5) ・18:00 ユーロ圏・5月小売売上高(前月比予想:+0.1%、4月:+0.7%) ・米国は独立記念日の振替休日(金融市場は休場)