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サン電子 Research Memo(6):脈々と受け継がれるベンチャースピリッツ

発行済 2018-01-19 16:06
更新済 2018-01-19 16:34
サン電子 Research Memo(6):脈々と受け継がれるベンチャースピリッツ
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■会社特長

サン電子 (T:6736)のベンチャースピリッツにあふれる社風は、創業者である前田昌美(まえだまさみ)氏を始め、設立間もない時期に入社した社員などを中心として、チャレンジ精神の旺盛な人材が多く集まったことから形成された。
現代表取締役社長である山口正則(やまぐちまさのり)氏も会社設立の2年目に入社した技術者であり、今なおベンチャースピリッツは脈々と受け継がれている。
その成果は、様々なハイテク商品を手掛けてきた実績に見ることができるだろう。
試行錯誤の繰り返しのなかで、高度な技術力だけではなく、先見性や柔軟性、創造性を養ってきたことが、同社の開発力や目利きの高さに生かされており、数々のヒット商品の創出やセレブライトの買収を成功させた要因にもなったと考えられる。


なお、同社グループの従業員のうち約半数が開発スタッフであることや、売上高に占める研究開発費の比率が高い水準で推移していることも研究開発型の企業であることを示している。


また同社は、様々な分野の技術開発や製品開発に挑戦するなかで、ハードウェアとソフトウェアの両方を自社で手掛けてきたところにも特長がある。
それによって、顧客ニーズに柔軟に対応した製品開発を可能としてきた。
今後、需要が拡大するM2M市場は、まさにハードウェアとソフトウェアが一体となったシームレスなソリューション提供がKFS(成功要因)として捉えられており、同社にとってはこれまでの技術やノウハウの蓄積がアドバンテージとなる可能性が高いと考えられる。
また、これからの分野であるAR(企業向け現実拡張システム「AceReal」)についても、同社のハードウェアとソフトウェアにおける技術の蓄積が、他社との連携の中で生かされていると言える。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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