Federico Maccioni Tom Wilson
[ドバイ/ロンドン 12日 ロイター] - 米銀大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)の国際部門トップは12日、今年の市場について、地政学的な大きな変化がない限り「まずまず」になるとの見方を示した。
バンク・オブ・アメリカの国際部門を統括するバーナード・メンサー氏は、ドバイで開催されている世界政府サミット(WGS)に出席した際にロイターに対し、「地政学情勢が若干の懸念要因になっているほか、中国についても経済パフォーマンスという点でやや懸念している」としながらも、「それ以外では人々は機会に対し前向きになっている」と述べた。
イスラエルとイスラム組織ハマスとのパレスチナ自治区ガザでの軍事衝突のほか、海運の要衝である紅海で船舶に対する攻撃が相次いでいることによる潜在的な影響については、現時点で「フローに重大な影響を及ぼすもの」は感知していないとしながらも、警戒が必要と述べた。
米国の商用不動産市場については、現時点でシステミックな問題はないとの見方を示した。