1742GMT 14日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
15日終値 前営業日終値
株 FT100 5843.66(‐3.29) 5846.95
クセトラDAX 7220.12(+5.38) 7214.74
金 現物午後値決め 1587.00 1590.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 98.355 (+0.015) 1.151(0.915)
独連邦債2年物 1.191(1.239)
独連邦債10年物(9月限) 129.14 (+0.72) 2.679(2.734)
独連邦債30年物 3.380(3.448)
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<為替> ユーロ/ドルは前日とほぼ変わらず。欧州の銀行を対象としたストレステス
ト(健全性審査)の結果が発表されたものの、相場への影響は限定的だった。市場では依
然としてユーロ圏債務危機の波及リスクへの懸念が根強い。
<株式> ロンドン株式市場は続落。引け後に発表される欧州銀行ストレステストの結
果に対する懸念が広がった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は、週間ベースでは4カ月ぶりの大幅な下げとなっ
た。
銀行株<.FTNMX8350>は終日、前日の終値を挟んだ値動きとなったが、値下がりして引け
た。ロイズ
した。
鉱山株<.FTNMX1770>は世界経済の成長懸念による需要見通し悪化から下落。
BHPビリトン
ペトロホーク・エナジー
一方で、値上がりが続くフレスニロ
が同社の投資判断を引き上げたことから1.9%高となった。
欧州株式市場は続落。引け後に発表されるストレステスト(健全性審査)の結果への警
戒感から、ユーロ圏周辺国の株価が値下がりした。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.45ポイント(0.22%)安
の1086.90。週間ベースでは2.5%安と3月中旬以来の大幅な下げとなった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は19.91ポイント(0.74%)安
の2675.38と前年11月以来の安値で引けた。
欧州銀行90行を対象に実施されたストレステストは、スペインの5行、ギリシャの2
行、オーストリアの1行が不合格となったものの、大手行はすべてが合格した。
サクソバンクのトレーダー、ジェロー・ミソニエール氏はストレステストの結果につい
て「全般的に株式市場で大きな影響はない。市場はこの結果をすでに織り込み済みだ」と
述べた。
スペインのIBEX35<.IBEX>は1.2%、イタリアのFTSE・MIB<.FTMIB>は
1。1%値下がりした。
2月中旬以降25%下落しているSTOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は1%安。
コメルツ銀行
下げた。
投資家の買いが入ったのはディフェンシブ銘柄で、仏医薬品大手サノフィ・アベンティ
ス
<ユーロ圏債券> 独連邦債が上昇し、周辺国債の売りが膨らんだ。この日発表された
欧州の銀行ストレステスト(健全性審査)の結果は、ユーロ圏債務危機をめぐる懸念を払
しょくするには至らなかった。
欧州銀行監督機構(EBA)は、テストの対象となった90銀行中8行が不合格となっ
たと発表した。市場では5─15行が不合格になると予想されていた。
独連邦債先物
引け後の時間外取引では52ティック高の128.94。清算値は128.99だった。
周辺国国債では、ギリシャ国債2年物
イルランド国債
10年物のイタリア国債
ト(bp)拡大し307bp。スペイン国債と独連邦債の利回り格差も23bp拡大し
338bpとなった。
引け後に、イタリア議会下院が総額480億ユーロの緊縮財政法案を承認したものの、
政府に一段の改革を推し進めていく能力があるかが疑問視されるなか、周辺国債を押し上
げるには至らなかった。
独連邦債10年物は米10年債をアウトパフォームし、利回り格差は約7bp拡大し
24bpとなった。
格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、米連邦債務上限が引き上げ
られなければ格下げする可能性は50%との見解を示し、米国のソブリン格付け(長期A
AA、短期A―1+)を「クレジットウォッチ・ネガティブ」とした。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスも13日、米国の「AAA」格付けについて、
連邦債務上限が数週間以内に引き上げられない場合、格下げする可能性があると警告し
ている。
独連邦債10年物
[東京 16日 ロイター]