[ワシントン 8日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は8日、ロシアとベラルーシの軍当局者計2600人強に対する新たな査証(ビザ)発給制限について、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャでの作戦に関与したとされる軍当局者も対象に含まれていると述べた。
国務省によると、ロシア軍当局者2596人とベラルーシ軍当局者13人に加え、その家族にもビザ発給を禁止した。
ウクライナ政府はブチャについて、ロシア軍撤退後に多数の民間人の遺体が見つかったとしている。ロシア側はでっち上げと主張している。
バイデン米大統領など主要7カ国(G7)首脳が8日、ウクライナのゼレンスキー大統領を招いてオンライン会議を開催したのに続き、米政府は対ロシア制裁を強化した。
国務省は、海軍関連のロシア企業8社と船舶69隻も制裁対象に追加指定し、米国での事業活動や米国人との取引を禁止した。