■株主還元
アイ・エス・ビー (T:9702)は株主還元を重要な経営課題として位置付けており、その具体的手段としては配当によることを第一義的なものとしている。
配当の水準については、成長投資への投資余力確保も含めた財務体質の健全性確保と配当性向などを総合的に判断して決定するとしている。
このような基本スタンスに立って同社は、連結ベースの当期純利益に対する配当性向30%を目標として明示している。
2015年12月期については普通配15円、特別配当10円及び東証1部上場記念配10円という内訳だ。
一方で同期の1株当たり当期純利益が37.35円にとどまった。
期中に増資があったので配当性向は98.7%となっている。
2016年12月期については25円の配当予想を公表している。
上場記念配がなくなり、同社の通常のペースに戻すということだ。
予想1株当たり利益に基づく配当性向は45.6%となる。
弊社では今後しばらくは25円の安定配当が続くとみている。
中期的に業績拡大が続くことでいずれは配当性向が30%を下回る時期が到来すると期待されるが、そのときに改めて配当水準の見直しが行われるものと予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
配当の水準については、成長投資への投資余力確保も含めた財務体質の健全性確保と配当性向などを総合的に判断して決定するとしている。
このような基本スタンスに立って同社は、連結ベースの当期純利益に対する配当性向30%を目標として明示している。
2015年12月期については普通配15円、特別配当10円及び東証1部上場記念配10円という内訳だ。
一方で同期の1株当たり当期純利益が37.35円にとどまった。
期中に増資があったので配当性向は98.7%となっている。
2016年12月期については25円の配当予想を公表している。
上場記念配がなくなり、同社の通常のペースに戻すということだ。
予想1株当たり利益に基づく配当性向は45.6%となる。
弊社では今後しばらくは25円の安定配当が続くとみている。
中期的に業績拡大が続くことでいずれは配当性向が30%を下回る時期が到来すると期待されるが、そのときに改めて配当水準の見直しが行われるものと予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)