こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
5/30付の「DailyOutlook」では、企業の生産活動について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『明日、寄り前に4月の鉱工業生産速報が発表される。
3月実績は市場予想の+0.5%を上回る+1.4%と2ヵ月連続のプラスとなった(速報値+1.2%から上方修正)。
製造業の生産予測は4月が+3.1%、5月が▲1.6%となっている。
連動性の高い輸出数量指数は4月に2011年9月以来の高水準まで上昇しており、4月の鉱工業生産も堅調な数値となることが期待される。
また、先に発表された米4月の鉱工業生産は3ヵ月連続でプラスとなるなど企業の生産活動は世界的に堅調に推移していることが窺える』と伝えています。
続けて、足元の日本株市場は、利上げが行われる可能性の高い米FOMC(連邦公開市場委員会)に加え、不透明な米朝関係、欧州動向、為替相場などが手控え要因となっていることを挙げながらも、『しかし、企業の堅調な生産活動は、日本株市場にとって中長期的なファンダメンタルズ面からのサポート要因となろう』と分析しています。
さらに、『個別では、原油価格の下落で石油関連株が値を消し、円高で輸出関連株が下落するなど、外部環境の影響を受けやすい銘柄の値動きが荒い。
そのような中でも、株価が堅調に推移する銘柄も散見される。
相対的に外部環境の影響を受けにくく、安定的に業績を上げている銘柄が選好されていると考えられる。
独自の製品やサービスに強みのある企業、インバウンドを取り込む企業などが注目される』とまとめています。
最後にレポートでは、『鉱工業生産指数、輸出数量指数と日経平均』をグラフにして紹介しています。
詳しくは5/30付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜