Investing.com — 米国株先物は金曜日に小幅な動きとなった。投資家らは週末に予定されている米中貿易協議に注目し、さらなる貿易協定への期待を寄せている。
05:35 ET（09:35 GMT）時点で、Dow Jones先物は0.2%（xx ポイント）下落、S&P 500先物は0.2%（xx ポイント）上昇、Nasdaq 100先物は0.2%（xx ポイント）上昇した。
木曜日の米国主要株式市場は、貿易関連の好材料を受けて上昇して取引を終えた。ダウ工業株30種平均は0.6%高、S&P 500指数は0.6%高、NASDAQコンポジットは1.1%高となった。
米英貿易協定枠組みで上昇した米国株式市場、中国との合意にも期待
ドナルド・トランプ米国大統領は木曜日、英国との貿易協定の枠組みに署名し、同政権の混乱した貿易政策がまもなく落ち着く可能性があるとの期待を高めた。
この協定の下、英国からの輸入品に課されていた10%の関税は維持される一方、英国は関税を5.1%から1.8%に引き下げ、米国製品へのさらなるアクセスを提供することに合意した。
さらに、米国への鉄鋼・アルミニウム輸入品はトランプ大統領の25%課税から免除される。
「この協定により、大統領は金融市場が切望している柔軟性を示すことができる。株価上昇、ドル高、米国債利回り上昇という反応は、望ましい効果をもたらしたことを示している」とINGのアナリストらはノートで述べた。
この協定は、米国当局者が週末に中国側と貿易協議を行う予定であることもあり、今後の他の協定のテンプレートとなる可能性があるとの楽観論を生み出している。
しかし、アナリストらは英国との協定が貿易緊張の広範な緩和の前触れとなるかについては懐疑的であった。
米国当局者は週末に中国側と貿易協議を行う予定である。
「中国との緊張緩和が、関税の影響を実質的に大きく変える唯一のことである」とINGのアナリストらは付け加えた。
Kenvue、Tapestryなど企業決算に注目
Kenvue Inc (NYSE:KVUE)の株価は、同消費者健康企業が第1四半期の予想を上回ったことを受けて4%上昇した一方、Restaurant Brands (NYSE:QSR)の株価は第1四半期の売上高と利益が予想を下回ったことから若干下落して取引を終えた。
CoachやKate Spadeなどのファッションブランドを所有するTapestry Inc (NYSE:TPR)の株価は、年間見通しを引き上げたことを受けて約4%上昇した。
半導体大手のArm Holdings (NASDAQ:ARM)は、期待外れのガイダンスを発表した後、6%下落した。
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