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トプコン Research Memo(1):ICT自動化施工、IT農業、アイケア事業の3つの柱で更なる飛躍へ

株式2017年04月17日 16:00
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© Reuters. トプコン Research Memo(1):ICT自動化施工、IT農業、アイケア事業の3つの柱で更なる飛躍へ
■要約

トプコン (T:7732)は、高精度GNSS(Global Navigation Satellite System、米国GPS衛星・露国GLONASS衛星等測位衛星の総称)受信機、ICT自動化施工、IT農業などのポジショニング・カンパニー、トータルステーション等の測量機器、3D計測機器などのスマートインフラ事業、眼科用検査・診断・治療機器、眼科用IoTネットワークシステム、眼鏡店向け機器等の製造・販売を行うアイケア事業を有する。


1. セグメント別売上高・営業利益構成
2016年3月期連結売上高130,735百万円のうち、主なセグメント別構成は、ポジショニング・カンパニー47.4%、スマートインフラ事業25.2%、アイケア事業33.5%、その他3.8%、消去-10.0%で、営業利益8,803百万円では、ポジショニング・カンパニー27.1%、スマートインフラ事業44.4%、アイケア事業55.1%、その他2.2%、調整-28.8%。
連結売上高のうち、日本の占める割合は21.4%に過ぎず、北米27.8%、ヨーロッパ25.9%、中国6.2%、アジア・オセアニア11.4%、その他7.3%の構成で、海外売上高比率は78.6%になっている。


2. 注目すべき点:ICT自動化施工、IT農業、アイケア事業
(1) ICT自動化施工は、建機に高精度GNSS受信機、コントロールボックスや各種センサー類を搭載し、建機を3次元の設計図どおりに制御する3Dプリンタ化を実現している。
これにより、従来比で工事期間を30~50%短縮することが可能なほか、初心者であっても精度の高い施工が可能となる。
国内では普及が遅れていたが、国土交通省の「i-Construction」で公共事業は2016年に20%程度であったICT自動化施工を2020年までに100%にまで引き上げる計画を打ち出しており、今後急速に拡大する見通し。
他の業界に比べ建設業界では施工の自動化が遅れていたこと、また、新興国で兆円単位のインフラ事業計画が目白押しであることから、同社はICT建機の搭載率が現在の約15%から長期的には50%程度まで伸長すると見ている。
同社製品の市場シェアはグローバルで推定40%程度。


(2) IT農業は、トラクタに高精度GNSS受信機やコンソールを搭載することにより、画面に走行ラインを表示するガイダンスシステム及びハンドル操作不要の自動操舵システムによる農作業の自動化を実現。
生育センサーCropSpecを搭載することにより作物の生育状況を診断するとともに、リアルタイムで作物の生育に応じた最適な肥料散布を実現。
世界人口の拡大により食料不足問題がより顕在化するなかで、今後の成長余地は大きいと言える。
同社製品の市場シェアはグローバルで推定20%程度。


(3) アイケア事業では、眼科検査・診断機器、眼科治療機器などを主に取り扱っている。
OCT(光干渉断層計)と眼底カメラを融合させた「3D OCT」を2006年に世界で初めて市場投入、操作性はむろんであるが、より深い部位が鮮明に見えると定評がある。
そのグローバル市場シェアは推定30%程度。

今後は、高齢化を背景にグローバルでニーズが高まると見ており、眼科電子カルテ、遠隔診療、課金システムなどで眼科ITソリューション事業領域を拡大する計画である。


3. 中期経営計画
2016~2018年度を対象とする第二次中期経営計画において、同社は2015年度を起点として売上高を年平均成長率(CAGR)4%、営業利益は同34%を見込み、2018年度に連結売上高146,000百万円(ポジショニング・カンパニー68,000百万円、スマートインフラ事業36,000百万円、アイケア事業53,000百万円、その他5,000百万円、消去-16,000百万円)及び同営業利益21,000百万円(ポジショニング事業10,000百万円、スマートインフラ事業5,500百万円、アイケア事業7,500百万円、その他300百万円、調整-2,300百万円)を掲げている。
為替レートは1米ドル110円、1ユーロ125円の前提。
中計最終年度のROEは15%を目標としているが、長期的にはROE20%を目指すとしている。


4. 2017年3月期第3四半期連結決算と通期業績予想
2017年3月期第3四半期連結業績は、売上高が前年同期比4.5%減の87,422百万円、営業利益が同6.3%増の4,412百万円。
為替によるマイナス影響が大きく響き、為替影響を除く実質ベースでは、売上高は同5.1%増、営業利益は同57.6%増と増収・大幅営業増益を達成。
通期連結業績予想は、売上高125,000百万円(前期比4.4%減)、営業利益9,500百万円(同7.9%増)で中期経営計画より下回っているが、これは為替のマイナス影響によるもの。


■Key Points
・ポジショニング・カンパニー、スマートインフラ事業、アイケア事業が主なセグメントで、2016年3月期の海外売上高比率は78.6%と高い。

・ICT自動化施工、IT農業、アイケア事業に注目したい。
ICT自動化施工では工期の短縮や高精度なオペレーションが可能となる。
IT農業では、ガイダンスシステムと自動操舵システムにより農作業の自動化を実現。
アイケア事業では、眼科検査・診断機器や眼科治療機器に加えて、眼科電子カルテ、遠隔診断、課金システムなどで事業領域の拡大を図る。

・中期経営計画では、2018年度売上高146,000百万円、営業利益21,000百万円を掲げている。
2016年度第3四半期は減収増益になったものの、為替影響を除く連結売上高は前年同期比5.1%増、営業利益は同57.6%増と増収かつ大幅増益となった。


(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)

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