■NY株式:ダウは54ドル安、利益確定の動きが広がる
NYダウ ナスダック
終値 :23273.96 終値 :6586.83
前日比:-54.67 前日比:-42.23
始値 :23348.95 始値 :6641.57
高値 :23368.37 高値 :6641.57
安値 :23273.96 安値 :6581.15
23日の米国株式相場は下落。
ダウ平均は54.67ドル安の23273.96、ナスダックは42.23ポイント安の6586.83で取引を終了した。
米主要決算や税制改革への期待感から買いが先行。
本日は経済指標の発表に乏しく、前週に主要株価がともに最高値を更新したことによる高値警戒感も重なり、利益確定の動きから引けにかけて下落に転じた。
セクター別では、半導体・半導体製造装置や食品・生活必需品小売が上昇する一方でメディアや電気通信サービスが下落した。
玩具メーカーのハズブロ(HAS)は玩具小売のトイザラスの破産で10-12月期の売上が予想を大きく下回る可能性があるとの見方を示し、下落。
複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は複数アナリストによる目標株価・投資判断の引き下げを受け、軟調推移。
一方で、ハードディスクメーカーのシーゲート・テクノロジー(STX)は決算内容が市場予想を上回り、大幅上昇。
アパレルのVFコープ(VFC)は通期見通しを上方修正し、堅調推移となった。
本日、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)が中国・上海市と生産拠点設立で合意したと報じられたが、後に上海市の担当者が同合意を否定するなど情報が錯綜している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米長期金利低下を意識してドル弱含み
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円88銭から113円25銭まで下落し、113円44銭で引けた。
日本の衆院選での与党圧勝受けた日米金利差拡大観測に伴う円売りは一段落。
米国債利回りの低下に伴いドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1764ドルまで上昇後、1.1725ドルまで反落し、1.1749ドルで引けた。
ユーロ圏10月消費者信頼感が2001年4月以来の水準となったため、ユーロ買いが再燃。
その後、ユーロクロス絡みの売りにおされた。
ユーロ・円は、133円69銭から133円10銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.3162ドルから1.3214ドルへ上昇した。
英国のメイ首相が欧州連合(EU)離脱協議に自信を表明したためポンド買いが優勢になったものの、英国中央銀行のカンリフ副総裁のハト派発言を受けてポンド売りが強まり上昇は限定的となった。
ドル・スイスは、0.9874フランから0.9844フランへ下落した。
■NY原油:小幅高、需給関係の改善が好感される
23日のNY原油先物12月限は小幅高。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比+0.06ドルの51.90ドルで取引を終えた。
石油輸出国機構(OPEC)の減産合意順守が9月に過去最高水準となったことが意識された。
需給関係は改善しつつあり、原油先物は下げ渋った。
原油供給についての過度の懸念は後退したが、地政学的リスク増大に対する警戒感は消えていないことも原油先物に対する支援材料となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.16ドル +0.010ドル(+0.04%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.61ドル -0.070ドル(-0.14%)
ゴールドマン・サックス(GS)242.13ドル -2.600ドル(-1.07%)
インテル(INTC) 40.83ドル +0.400ドル(+0.99%)
アップル(AAPL) 156.17ドル -0.080ドル(-0.05%)
アルファベット(GOOG) 968.45ドル -19.75ドル(-2.00%)
フェイスブック(FB) 171.27ドル -3.710ドル(-2.12%)
キャタピラー(CAT) 131.68ドル +0.390ドル(+0.30%)
アルコア(AA) 47.93ドル +0.000ドル(+0.00%)
ウォルマート(WMT) 88.65ドル +1.210ドル(+1.38%)
スプリント(S) 6.86ドル -0.070ドル(-1.01%)