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極洋 Research Memo(9):中期経営計画の目標(2018年3月期に営業利益50億円)は射程圏内

発行済 2017-12-15 15:08
更新済 2017-12-15 15:33
極洋 Research Memo(9):中期経営計画の目標(2018年3月期に営業利益50億円)は射程圏内
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■中長期の成長戦略

●. 中期経営計画「バリューアップ・キョクヨー2018」は今期が最終年度だが数値目標は変わらず
同社グループは、2018年3月期を最終年度とする「バリューアップ・キョクヨー2018」(数値目標:売上高260,000百万円、営業利益5,000百万円、ROE10%超)を発表している。
公式には2018年3月期の予想は上記のようになっているが、極洋 (T:1301)の社内では現在でもこの中期経営計画の目標は変わっておらず、達成に向けて進んでいる。


(1)基本方針及び数値目標
基本方針として、「魚に強い総合食品会社として、収益基盤の安定と変化への対応力を高め、新たな価値を創造する企業を目指す」ことを掲げているが、同時に下記の3つの戦略を実行していく方針だ。


a) グローバル戦略
1)国内マーケットの更なる拡大及び海外販売戦略の強化。

2)海外生産拠点の分散及び拡大。


b) シナジー戦略
1)調達から加工、販売までのグループネットワーク化。

2)グループ企業間の相互補完。

3)総合力を発揮し全体規模の拡大及び利益の最大化。


c) 差別化戦略
1)お客様目線を意識した付加価値商品の開発及び差別化。

2)「安心、安全、おいしい、健康」をキーワードに新たな価値を提供。


前期に大幅増益を達成したことから、この目標は射程圏内に入ってきたが、定量的な目標を達成することに加え、上記に掲げた施策を実行することで、企業の体質が変わることも重要なので、今後の同社の動向には注目したい。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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