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ビジョン Research Memo(7):潤沢な手元キャッシュは新規事業への投資やM&A資金、自己株式取得などに活用

発行済 2018-09-13 15:52
更新済 2018-09-13 16:00
ビジョン Research Memo(7):潤沢な手元キャッシュは新規事業への投資やM&A資金、自己株式取得などに活用
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■業績動向

3. 財務状況
ビジョン (T:9416)の2018年12月期第2四半期末における総資産は前期末比677百万円増加の12,161百万円となった。
主な変動要因を見ると、流動資産では現預金が106百万円減少した一方で、売上債権が286百万円増加した。
また、固定資産ではクラウドWiFiルーターの導入拡大により有形固定資産が197百万円増加したほか、無形固定資産が127百万円、投資その他の資産が326百万円それぞれ増加した。


負債合計は前期末比146百万円増加の3,044百万円となった。
主に支払手形及び買掛金が53百万円、未払法人税等が55百万円それぞれ増加したことによる。
一方、純資産は前期末比530百万円増加の9,117百万円となった。
親会社株主に帰属する四半期純利益809百万円の計上で利益剰余金が増加した一方、自己株式の取得により309百万円が減少要因となっている。


経営指標について見ると、財務の健全性を示す自己資本比率は収益が順調に拡大していることもあって、前期末の74.6%から74.8%と若干上昇している。
また、有利子負債比率も0.1%と実質無借金経営となっており、財務内容は良好な状態と言える。
既存事業に関しては大きな設備投資需要がないことから、今後も収益拡大に伴って手元キャッシュが積み上がっていく可能性が高い。
同社ではこうしたキャッシュを更なる成長に向けた新規事業への投資やM&A等に投下していくほか、状況によっては自己株式取得による株主価値の向上などにも使っていく意向を示している。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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