昨日発表されたトランプ米大統領による中国製品への新たな関税は、昨日の米国主要指数を下落させた。
前日の米国市場の状況を受け、本日の日経平均への影響が懸念されたが、逆に大幅上昇となっている。
これは総裁選中における政策期待もあると思われるが、23000円突破をようやく果たしたテクニカル的側面と基本的に割安な状態にあった日本株のファンダメンタル的側面がフォーカスされたからといえよう。
米中だけでなく、日米貿易摩擦の懸念もある中での大幅上昇は、貿易摩擦の影響を軽視している面もあるが、基本的には米国経済の強さへの安心感があるからに他ならない。
午後0時36分現在の日経平均は1.60%高の23471.50円。ドル/円(USD/JPY)は111.97円と日経平均の上昇とともに円安となった。
午前の中国の上海総合指数や深セン総合指数も落ち着きを見せており、この状況を受けて米国株価指数先物も切り返している。
ただし、本日夜の米国市場は注目で、その動き次第では流れが変わる可能性がある。まだ過熱とまではいえないにしても連日の大幅高というのも気になるところだ。