金利上昇への恐れからダウ平均は上下に動き、前日安で終了した。最高水準にある米国債利回りは若干下落し、技術株は安値から回復して終了した。
ダウ平均は約0.21%、 S&P 500は0.14%下落し、 ナスダックは0.03%上昇した。株式市場は2日連続で、米国債利回りの動きに合わせて値動きをしていた。
米国10年債利回りは、7年ぶりの高水準である3.25%から若干下落した。利回りが高くなると投資家は株式のようなリスクの高い資産から国債のようなリスクの低い資産を選ぼうとする。
ハリケーン・マイケルが米国のメキシコ湾岸に近づき、石油精製への混乱が予想されるため、エネルギー株は上昇した。
一方でテクノロジー株は投資家が押し目買いをし、フェイスブック(NASDAQ: FB)、アップル(NASDAQ: AAPL)、ネットフリックス NFLX)は上昇して終わった。
国際通貨基金(IMF)が、2018年と2019年の世界経済成長の見通しと、米国と中国の2019年の見通しを引き下げ、株価の先行きが懸念され、株式は下落した。
トランプ大統領は、中国が米国が課した関税に報復措置を行えば、2670億ドル相当の中国製品に追加で関税を課すと繰り返し述べ、米中貿易戦争について投資家の懸念を和らげることはほとんど何もしなかった。