堅調な第3四半期GDPが発表されたにも関わらず、アルファベット(グーグル)とアマゾンの予想を下回る決算を受け、ダウ平均は金曜日に下落した。
ダウ平均は約1.19%安、 S&P 500は1.73%安、ナスダック総合指数 は2.07%安となった。この3つの指数は、10月が1年で最悪の下落月となっている。
アルファベットとアマゾン(ナスダック: AMZN)は、迫力にかける第3四半期決算を発表し、第4四半期の見通しも弱いものとなったことで、米国企業の収益がピークを過ぎたのではないかという懸念が米国株式市場を覆った 。
アルファベット(NASDAQ: GOOGL)は、予想を下回る第3四半期の売上を発表後、1.80%安となった。一方で、第3四半期の売上とクリスマス休暇がある主要な第4四半期の見通しが予想を下回り、アマゾンの株式は約8%下落した。
S&P500のテクノロジーセクターは約2%安となったが、ネットフリックスやフェイスブック、アルファベットと通信会社を含むコミュニケーションサービスセクターは2%以上下落した。
第3四半期の米国GDPは3.5%増で、エコノミスト予想の3.3%を上回る伸びを示した。
失望した設備投資の減少に関して「減税による設備投資の増加と規制緩和が急速に進んでいたため、逆に急速に衰退する可能性がある。個人消費が低水準に転じるなか、ここからの成長は緩慢なものとなる」と BNPパリバは語った。
一方、エネルギーセクターは株式市場の売りに巻き込まれ、1%近く下落した。金曜日に原油価格は上昇したが、週で3%以上の下落を相殺できなかった。
モホーク・インダストリーズ(NYSE: MHK)は、第3四半期決算が予想を下回り、第4四半期のEPS見通しが2.45ドルから2.60ドルと、半期時点でのコンセンサス予想より30%近く低かった。これにより建築関連企業は下押し圧力を受けた。
マスコ(NYSE: MAS)、 フォーチュン・ブランズ・ホーム・アンド・セキュリティ(NYSE: FBHS)とジョンソンコントロールズ (NYSE: JCI)の株式も下落した。