中国のアルコール飲料小売大手のチャイナ・リソースズ・ビール・ホールディングス (HK:0291)がハイネケン中国と関係する香港の7つの事業会社を100%子会社であるチャイナ・リソースズ・スノー・ビールズ(China Resources Snow Breweries)を通じて、23億5,000万香港ドル以上の金額で買収した事を発表した。
しかし、今回の取引はM&Aで実施されたにも関わらず、チャイナ・リソースズ・ビールの株式価格は3.81%下落し、今朝27.75香港ドルまで下落している。
今回のパートナーシップにより、オランダに本社を置くハイネケン社は中国での販売をチャイナ・リソースズ・ビールに長期的にライセンス供与する。
ハイネケンはチャイナ・リソースズ・ビールの40%を所有し、親会社であるチャイナリソースズエンタープライズ・リミテッド社が残りの60%を所有する形だ。
ハイネケンN.V.は、チャイナ・リソースズ・ビールの株式取得に総額19億4800万ユーロ(24億8700万米ドル)を投資し、彼らと共同して中国市場で活動する予定。
今回の取引に際し2社は中国でのハイネケンブランドの商標ライセンス契約を締結し、チャイナ・リソースズ・ビール社はハイネケンの持つ世界的な流通網を活用し中国でのブランドを拡大する。
ハイネケンは、規制当局の承認が得られれば、手続きは2019年に完了予定と述べている。