サイバー・マンデーが大きな利益を上げたアマゾンにリードされ、月曜日のダウ平均は好調なスタートを切った。ダウ平均は1.46%高、 S&P 500は1.56%高、 ナスダック総合指数 は2.06%高だった。
サイバー・マンデーによるオンライン販売記録が更新されるとの見通しにより、広く一般消費財セクターの銘柄が買われ、特にアマゾン(NASDAQ: AMZN)は5%上昇した。アドビの分析によるとサイバー・マンデーのオンライン販売は、昨年より約18%増の78億ドルという新記録を達成すると予想されている。
ゼネラル・モーターズ(NYSE: GM)が、いくつかの工場での生産を減らし、15%の人員削減を行うという予想以上の経費削減計画を発表後、株式が4.79%上昇し、一般消費財セクターの上昇を支えた。
S&P500の8%以上の下落と比較し、約4%安程度ですんでいる好調な金融株もまた月曜の米国株式市場の上昇に寄与した。シティグループ (NYSE:C)、JPモルガン・チェース(NYSE: JPM)、ゴールドマン・サックス(NYSE: GS)は、それぞれ上昇した。
連邦最高裁判所でApp Storeが独占禁止法違反にあたるかについて弁論が始まり、アップル(NASDAQ:AAPL) は1%上昇し、直近の下げから反発した。しかし、中国から輸入されたiPhoneやラップトップパソコンに10%の関税を課す可能性があるとトランプ大統領が示唆したとCNBCが報じたことで、時間外取引でアップルは下落している。
G20でトランプ大統領と習近平国家主席が会談し、貿易交渉再開と緊張緩和が進むことを投資家が期待していることも株式市場を支えているようだ。
サウジアラビアが今月、原油生産量記録を更新したとの見通しが報道された一方で、OPECとその同盟国が来週にも減産を発表するとの予想もあり、お互いのニュースが相殺しあったことでエネルギーセクターは1%の上昇となった。