1.FOMCでの政策金利決定後の動き
予想通り、連邦準備制度理事会(FRB)は利上げを決定した。
表面上、市場は予想通り(25ベーシスポイントの利上げ)の結果と要望(ドットプロットによるとFRBが来年の利上げに積極的ではない)を手に入れた。
しかし、しばしば起こるように、今回のFRBの決定は市場が一番望んでいたことではなかった。投資家は、明らかに2019年の利上げに関してよりハト派な見通しと、質疑応答におけるパウエル議長のよりハト派なコメントを期待していた。
この結果、発表前に300ドル上昇していた ダウ平均株価は急落し、約350ドル下落して終了した。
トレーダーらは、米国債利回り曲線(イールドカーブ)がより平坦化するかを注視しており、今回の毎月500億ドルの資産圧縮政策の維持というFRBの決定は、株式市場を圧迫すると多くの投資家が思っている。 10年債と 2年債の利回りの差は、午前11時時点では11ベーシスポイントとなっている。
そして来月に今回のレートを維持する可能性はほぼ{{frl ||現在100%}}となっている。
2.フィラデルフィア連銀製造業指数と失業保険申請件数
FRBの決定の余熱があるなかで、次の経済指標が発表される。
午後10時30分に、毎週の失業保険申請件数が発表される。エコノミストの予想では、21万9000人増となっている。
同時刻にフィラデルフィア連銀は12月の製造業指数を発表予定で、エコノミストは15.6に上昇すると予測している。
3.ウォルグリーンの決算発表
ダウ構成銘柄のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(NASDAQ: WBA)は株式市場開始前に決算発表を行う。
アナリスト予想の平均値では、このドラッグストアチェーンの売上高を約338億ドル、EPSを1.43ドルとなっている。
ヒューマナ(ニューヨーク証券取引所: HUM)との合併が予想されていた11月下旬まで株価は上昇していたが、直近の株安で3カ月前と1年前と比べてほとんど株価は変化しなかった。
Briefing.comによると、クローガー(NYSE: KR)やアリババ(NYSE: BABA)などの企業との提携の詳細について投資家は知りたがっている。