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ニトリHD、Jフロント、幸楽苑HDなど

発行済 2018-12-28 15:43
更新済 2018-12-28 16:00
ニトリHD、Jフロント、幸楽苑HDなど
(T:9843) ニトリHD 13730 -510大幅反落。
前日に決算を発表、第3四半期累計営業利益は780億円で前年同期比10.8%増益となった。
先の観測報道数値790億円前後を下回っているほか、9-11月期は221億円で同0.6%減と減益に転じている。
広告宣伝費などが市場見通しと比較して上振れたもよう。
足元での円高傾向は追い風との期待感もあっただけに、想定外の収益失速をマイナス視する動きが優勢に。


(T:3050) DCM 1147 +53大幅続伸で年初来高値。
前日に第3四半期決算を発表。
累計営業益は184億円で前年同期比5.9%増、上半期の同3.8%減から増益に転じた。
天候に恵まれたことで、園芸用品・塗料などが好調に推移したもよう。
また、発行済み株式数の0.75%に当たる100万株、12億円を上限とする自社株買いの実施も発表、取得期間は12月28日から19年1月31日までとしており、需給改善期待なども強まる展開になっている。


(T:6920) レーザーテック 2802 +76大幅続伸。
上半期業績予想の上方修正を前日に発表している。
営業利益は従来予想の33億円から45億円に増額、一部製品の売上計上時期の前倒し、為替の円安効果などが背景になっているようだ。
通期予想は据え置いているものの、第1四半期に続く大幅増益決算を受けて、あらためて製造装置業界内での相対的に良好な業績動向を見直す動きが強まっている。


(T:4613) 関ペイント 2114 -45反落。
大和証券では投資判断を「2」から「3」に格下げ、目標株価も3200円から2300円に引き下げている。
新興国における事業拡大での成長戦略は、奏功するまでに時間がかかるとの見方。
強みを持つインドは今後も市場の拡大と共に成長を続けようが、アフリカや中国、トルコの事業環境は厳しく、まだ楽観できる状況にはないとしている。
今期業績は会社側下方修正値も未達になると予想している。


(T:3086) Jフロント 1260 -124大幅反落。
前日に第3四半期決算を発表。
累計営業益は339億円で前年同期比10.6%減、9-11月期は同13.8%減の96億円と、6-8月期に続いて2ケタの減益となった。
事業利益を見ると、3-5月期が同11.7%増、6-8月期が同1.8%増、9-11月期が同15%減となり、四半期ごとに悪化。
関西の自然災害による売上減などの影響が大きいが、通期計画の下振れ懸念の強まりなどをマイナス視へ。


(T:3686) DLE 140 -50ストップ安。
東証から「特設注意市場銘柄」に指定されたほか、3360万円の上場違約金の支払いを命じられたと発表している。
継続的に不適切会計処理を行ってきたことが明らかになったことが背景。
1年後に東証が内部管理体制等の審査を行い、問題があると認められない場合には指定が解除になるが、問題があると認められる場合には、原則として上場廃止となる。
最悪シナリオなども織り込む動きになっているもよう。


(T:7718) スター精密 1491 +50大幅続伸。
前日に通期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の82億円から94億円に上方修正。
工作機械事業において、欧米市場を中心に全地域で旺盛な需要が続いていることから、売上が想定以上に拡大したことが背景。
第2四半期までの状況から上振れ期待もあったとみられるが、株価も安値圏にある状況下、ストレートにポジティブ視される動きとなっている。


(T:7554) 幸楽苑HD 2620 +149大幅続伸で年初来高値。
26日に発表した、ダイニングイノベーションとのフランチャイズ契約締結が引き続き材料視されているようだ。
同契約締結によって、不採算店舗を首都圏で人気の『焼肉ライク』へ業態転換、ドミナントエリア内での自社競合を回避して、経営効率の更なる改善と企業価値の向上を図っていく方針としている。
来年度以降の業績寄与を期待する動きが先行している。


(T:1429) 日本アクア 437 +26大幅続伸。
前日に続いて、いちよし証券がレーティングを「B」から「A」に、フェアバリューも430円から580円に引き上げていることが上値追いの材料とされている。
いちよし証券では、低シェアの発泡ウレタン断熱材が普及期にあることで安定した成長が予想されるほか、高騰してきた原材料のイソシアネート価格が9月以降は急落していることから、今12月期第3四半期で業績は底打ち、今後の急回復を予想としている。

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