以下が、今日の米国市場で注目するべき3つのポイントである。
1.アップル決算は予想を上回る
アップル(Apple)の決算が売上高や純利益で市場予想を上回ったことや第2四半期の売上見通しが予想とほぼ一致したことは、今日のマーケットを支える要因だろう。
アップル株は時間外取引で、5.4%の上昇となった。
半導体メーカーのAMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ) (NASDAQ:AMD)もテクノロジーセクターを支える要因になるだろう。売上高は 予想を超える事はできなかったが、同社は2019年通年の売上高成長率の見通しが好感され、時間外取引で同株は8%以上の上昇をみせた。
今日も大手企業の決算が控えている。マクドナルド(NYSE:MCD)、ボーイング(NYSE:BA)、AT&T (NYSE:T)などは今日の市場前に決算が発表される。
フェイスブック(NASDAQ:FB), マイクロソフト(NASDAQ:MSFT)、テスラ(NASDAQ:TSLA)は市場終了後に決算報告がある。
2.FOMC、中古住宅販売保留指数
今日のFOMCで政策金利が発表される。
Investing.comの米国政策金利モニターツールを参照すると、FOMCでは99%の確率で誘導目標レンジは2.25-2.5%で据え置きされることが見込まれている。
最も注目されるのは、 プレスカンファレンスでのパウエルFRB議長の発言だろう。同氏は忍耐強く経済動向を注視するという見解を繰り返すことが予想される。
政策金利発表は日本時間31日午前4時であり、プレスコンファレンスは午前4時30分から予定されている。
政府機関の一部閉鎖の解除が合意されたが、経済指標にいまだ波及効果が及んでいる。
商務省経済分析局は、第4四半期のGDP速報値や、12月の個人支出などの経済指標の発表を延期している。
また、31日午前0時に中古住宅販売保留指数(12月) の発表が控えている。
3.原油在庫の発表
米国エネルギー情報局(EIA)は日本時間31日午前0時30分に、原油在庫の発表を控える。
1月18日までの一週間のガソリン在庫では、予想より多い405万バレルの増加となり、合計で2億5860万バレルとなっている。