日経平均は小幅反発。
5日の米国市場ではNYダウが172ドル高と3日続伸し、およそ2カ月ぶりの高値となった。
主要企業の決算がおおむね堅調で、投資家心理が改善した。
本日の日経平均も米株高を好感して84円高からスタートすると、前場に一時20971.66円(前日比127.21円高)まで上昇したものの、引き続き節目の21000円には届かず上値の重さが意識される展開だった。
取引時間中にはトランプ米大統領による一般教書演説やトヨタ自 (T:7203)決算発表などがあり、株価の重しとなった。
大引けの日経平均は前日比29.61円高の20874.06円となった。
東証1部の売買高は12億5015万株、売買代金は2兆2858億円だった。
業種別では、海運業、精密機器、不動産業が上昇率上位だった。
一方、その他製品、輸送用機器、ゴム製品が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の44%、対して値下がり銘柄は52%となった。
個別では、日経平均寄与度の大きいソフトバンクG (T:9984)やファーストリテ (T:9983)がしっかり。
武田薬 (T:4502)も2%超高と堅調だった。
資生堂 (T:4911)は米エスティローダーの好決算を受けて4%超の上昇。
決算発表銘柄ではSUMCO (T:3436)が売り買い交錯しつつも終値でプラスとなり、協和キリン (T:4151)は事業構造改革が好感されて6%近く上昇、ヤマハ (T:7951)や森永乳 (T:2264)は急伸した。
また、ヤマシタヘルスケアHD (T:9265)などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、ソニー (T:6758)が4%近く下落し、任天堂 (T:7974)は5%超安、ZOZO (T:3092)は7%超安と下げが目立った。
決算発表銘柄ではソフトバンク (T:9434)が朝高後に売られ、NTTデータ (T:9613)は急落。
前述のトヨタ自は通期純利益を下方修正してマイナス転換した。
また、業績下方修正のセガサミーHD (T:6460)が東証1部下落率トップとなった。